傷、摩耗、紫外線に強い磁器タイルや陶板タイルを独自の手法で製作します。従来はシルクスクリーン製法が一般的で、摩耗への強度や割高なコストから、導入を控えてきた方が多数おられると思います。
弊社では、大型の業務用インクジェットプリンターを使って印刷したあと、焼成炉で800℃~850℃、8時間の熱で焼成し、印刷面をタイルに定着させます。これにより、従来のシルクスクリーン製法よりも耐久性があるデザインタイルが生まれるのです。
もちろん、写真やイラストの再現性もおまかせください。思いどおりのアートタイル・グラフィックタイル・サイン陶板・デザインタイルをオーダーメイドで製作いたします。大きさやデザインなど特別なご注文もお気軽にご相談ください。
※注意/表面にワックス加工がしてあるタイルにはプリントできません。
入稿されたデジタル画像データをCMYKの4色に分版し、全てグレースケールで保存する。
※一色の場合は分版せず、グレースケール化した1ファイルのみで保存する。
専用の大型フラットベッドプリンタを用い、Kのデータをタイルの表面に独自の粘着性インクを用いてダイレクト出力する。
※粘着性インクを出力するため、表面にワックス加工がしてあるタイルにはプリントできません。
※顔料は透けない素材のため、一般的にはKや背景の色から印刷します。
粘着性インクがタイルの表面に印刷されているため、解像度やデータに応じてK色の焼成顔料がタイル表面に付着します。
粘着性インクに付着しないK色の焼成顔料を、刷毛やエアブラシを用いて清掃する。
K色の焼成顔料を覆い、次の色のデータを印刷するために、ここで一度、タイル全面をコーティングする。
K色のデータをつくった時と同様の手順(粘着性インクを出力→対応色の焼成顔料を蒔く→清掃→コーティング)で、C色M色Y色をそれぞれ反映させる。
※C色M色Y色の作業手順は、焼成顔料に透けがないため、どの色が最も前面にあるか等の要素で作業手順を決定する。
通常のタイルの焼き入れと同様に、焼成炉を用いて800℃~850℃、8時間の熱で焼成する。このことにより、従来のシルクスクリーン製法よりも耐久性があるデザインタイルが生まれる。
焼き上がったデジタイルを熟練の作業員が最終チェック。不具合がないことを確認し、必要数を揃えて納品致します。
- ワックス加工しているタイルは使えません
- 1枚の大きさが1000mm×1000mm以内
- 対応ソフトはAdobe Photoshop 7.0 / Adobe Illustrator 10.0
- デジタイルの表面層は、何層ものガラス状コーティングとなるため、非常に安全ですが、タイル建材の性質・性能を変えるものではありません。